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タブブラウザ美術館
タブブラウザ推奨委員会 一周年記念 下

どわぁあ!
「五月蠅ぇ。やっと目が覚めたか」
「あ、あれ・・。ここは?」
「記念式典の会場に決まってるだろ」
「ゆ、夢・・だったのか」
「なにが」
「いえね、今、もの凄い夢を、悪夢を見たんですよ」
「どんな?」
「いやもう、かくかくしかじかで」
「カクカクシカジカ、なんて単語は知らん」
「うう、相変わらず意地悪な」
「で、どんな夢だって? 音付きか? 色つきか? 認識は自分の視点でか? 他者の視点から自分を見ていたか?
 で、ファイル名を指定して実行>msconfig>スタートアップのチェックを「全部」解除した場合は?」
「えと、えと、初心者なんで判んないです」
初心者を免罪符にするなって、何度も言わせるな!」
「す、すいません」


「・・という夢でした」
「ほほぅ、奇怪な夢だな。聞いた話では、夢は自分の欲望を現すのだという。とすれば」
「と、すれば?」
「お前は欲求不満な上にスカトロの気があるな」
「そ、そんな馬鹿な」
「ま、あくまで夢の話だしな」
「そ、そうそう夢の話ですよ。もう、ほんと、夢で良かった・・」
「だが、事実は小説より奇なりという。現実は悪夢よりも惨なりとも」
「現実・・?」
「うん、ちょっと鏡を見てみろ」
「はぁ・・」
「・・・」
「・・」
「はうぁ!!!」
絵
な、なんじゃこりゃぁ!!


「お前が眠っている間にちょっとお化粧をな。ま、起きないように酒に睡眠薬を入れといたし」
「け、化粧どころじゃないでしょう!」
「そうだな、一部の人は脳移植とか言うかもしれん。まぁ化粧とそう変わらんだろ」
「こ、これは夢だ。夢の続きに違いない!」
「ほっぺなんかつねってないで、落ち着け。ほれ、豚汁でも飲むか」
「な、何故に豚汁。・・はふはふ・・結構美味いです」
「うん、なにせ俺の風呂の残り湯を使ってるからな」
「げばぁ!」
「こらこら、吐き出すな」
「のんきに豚汁なんか啜ってる場合じゃないですよ。も、元の体は!?」
「元々のお前の体か? ・・う〜ん」
「う〜んじゃなくて」
「あ〜ん」
「あ〜んでもなくて! 私の体は何処ですか! 元に戻してくださいよぉ!」
「まぁ正直言うと、それは無理だ」
「何故ですか!」
「喰っちゃった」
「はえ?」
「喰っちゃったってば」
「ま、マジで?」
「うん、豚汁にぶち込んでな」
「は・・はぁああ!?」
「美味かっただろ? お前のような奴でもたまには役に立つという、良い証左と・」
絵
ふ、ふぉぉぉぉぉおおおお!!!


「五月蠅ぇっての(げしっ) 落ち着けと言うに。まったくもう・・」
「ひぐぅ、これが落ち着いて居られますか!!」
「だがな、嘆いたところで現状は変わらんぞ。」
「でも、でもぉ・・」
「やれやれ、仕方ないな。俺とお揃いのマントをやるから」
「こ、こんな物で・・」
「じゃぁ、こいつも付けてやるから」
「・・なんですか?」
「お供のハエだ。う○こにハエは付きものだしな」
「要りません!」
「そう言うな。異界でとっつかまえてきた、喋るハエだぞ」
「え、喋る?」
「ああ、ビール腹だか、バビデバビデブーとか名乗っていたが、
めんどいからバーバブーと名付けた。な、バーバブー?」
「laSdksl;?Pmcsdap#! KiNg\R~\1fLyd*gds `L}}:\//...Goluah!
「まぁブツブツとなに言ってるか判らんのが、問題だけどな」
「な、なんか物騒なことを言ってるような気がするんですけど」
絵
「これだけしてやったんだし、もう諦めて全てを受け入れろ、な?」 
「っていうか、もう受け入れる以外にないんですね・・」
「運命ってのは過酷なもんだ、天災は何時起きるか判らんしな」
「これは間違いなく人災、いえ豚災ですが」
「豚足がどうしたって? ささいな事を気にするな、禿げるぞ」
「禿げる髪の毛すらないです・・」


「で、肝心の名前だが」
「もうなんでもいいです・・」
「やさぐれるな。とびっきり高貴な名前を用意したぞ」
「え、こ、高貴な名前ですか?」
「そう、古代インカ帝国の初代皇帝の名前だ」
「おお! 期待できそうですね。どんな名前なんですか?」
「それはGoogleで、自分で調べてみるといいだろう」
http://www.google.com/search?num=50&lr=lang_ja&q=インカ 初代皇帝
「・・・」
「どうだ?」
「へごぉ! モロじゃないですか! 嫌、絶対に嫌ぁ!! これじゃ夢の中より酷いぃぃ!」
「やれやれ、こんな高貴な名前も気に入らずか」
「だって、だって・・」
「もう、お前みたいな糞野郎はうんこ君で決定だな」
「け、決定ですかー!」
「うん、決定。見た目からしてうんこだし」
「これはめるてぃさんが勝手に・・」
「なにより、お前に向かって糞野郎とか、ゲリピーがぁ!とか言っても罵倒にならんしな。
 だって、うんこなのは事実だから。」
「はうはう・・」


「見た目も名前も最終決着ということで、なんにせよめでたいな」
「は、謀られた。どう考えても・・。うわぁ〜ん」
「ほらほら、何時までもピーピー泣いてんじゃねぇよ、ゲリピー野郎が」
「うわぁん、罵倒されてるのに、これが罵倒じゃないなんてぇ」
「一周年記念の写真撮影だ。笑え。笑わないとトイレに流すぞ」
「あ、はひ、はひひひひ・・」
絵

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WebMaster めるてぃ