タブブラウザ雑感 老舗にして異端 fub。正式名称 fuckin unisys browser。またはステキプログラム。 名前からして異端である。もうファッキンな上に鋼鉄製のマラカスで粉砕されそうで、レイヴオーン。 起動時の見た目はかなりオーソドックス。機能自体もオーソドックスに見える。 が、細かいところがかなり独自仕様である。 fubは有る意味でSleipnirの対極にある。幅広いユーザーの為に作られたのではない、 作者のfub氏と、fub愛好家のためだけのソフトである。 この独自性はMDIBrowserをも上回り、まさに一見さんお断り。 実に一年ちかく更新されてないトップページや、ヘルプもReadmeもないソフトの配布形式を見よ。 (トップページはこの雑感を書き上げた直後に、更新された・・) 非常に取り付きがたいタブブラウザの一つではある。 が、fubと相性が合いさえすればグループタブやGrep検索にめろめろになること、間違いなし。 不具合掲示板をきちんと追っていないと、追加された機能が全く判らないところが恐ろしい・・。 赤fubことfub_redは機能限定版、角付きで三倍高速。独自機能はカスタムパネル。 エクスプローラバー部分に、Webページを表示させて、様々な処理を可能にするもの。 当然こちらも非常に個性的。 BugBrowser。これまた怪しい名前と、地味な外見。 ツリーによるタブ制御、強力なリンク抽出、スクリプト機能など、いち早く独自機能を取り入れたものの、 他のタブブラウザにパク・、もとい他のタブブラウザにもそれらの機能が搭載されてしまった、不遇なブラウザ。 基本的な機能は充分ながら、BugBrowserでなければ・・という売りはすでに無く、 マイナー街道まっしぐらである。 独自のアイディア、プログラミングの技術力は有るものの、 ユーザーに受ける為のセンスの無さが致命的だということだろうか? これまたSleipnirと対照的と言えるかも知れない。 TaBrowser。こそこそ見るがコンセプト。 他のタブブラウザとは明らかに違う設計思想。故に同列の物として論じるのは不適切か。 ウィンドウからカーソルを外すと瞬時に閉じるステルスモード、白黒モード、プロセスの優先順位、 ウィンドウの半透明化など、他のタブブラウザとは異質の機能を搭載。 これらを必要とするのは仕事中にノートPCで遊ぶサラリーマンぐらいか? これほど使いどころと使う人を限定しているタブブラウザも珍しい。 逆にいうと一般のユーザーには使う意味が全く無いということでもあるが・・。 これからどんな方向へ進化するのか、更新が止まっているのは残念なことではある。 Cuam、機能的にはオーソドックスながら、BCGcontrolBarの採用により、カスタマイズ性が非常に高いブラウザ。 ・・が、Sleipnirにもそれが搭載されることにより、その存在意味を失ってしまったか。 SleipnirがCuamの後継と呼ばれることは今や無く、更新の止まっているCuamは歴史の彼方に流れ去ろうとしている。 しかしながらSleipnirの元になっているのは紛れもなくCuamである。 Sleipnirとの違いと言えば、お気に入りがIEと共有、IEの履歴を使用可、ぐらいだろうか。 その為だけにCuamを使用し続けるのも、また一興。 インターフェースにTahomaフォントを採用しているのが非常に印象的だったが・・。 Sleipnirも最初はTahomaフォントだったが、どこかの豚がケチをつけたという噂が高い。 これらのタブブラウザはカンブリア紀における大進化(検索のこと)のように 様々な特色を持ったものが一気に花開いたものである。 そしてそれぞれが非常に独自色が強い。 生物と同じように、幾つかのブラウザは生き延び、幾つかはその特色を他のブラウザに手渡し、絶滅した。 今に化石が残るように、消え去ったブラウザもまた人の記憶に残り続けるのだろうか・・。 後に登場する、Lunascape、Sleipnir、ぶら。などは、これらのブラウザ群に比べれば 独自性はかなり薄い。既存の機能を搭載したに過ぎないものと言えよう。 無論それは正統な進化であって、非難されるべきものではないが。 2002/11/06 文責 めるてぃ