「今度は少し難しい、マルチメディアとセキュリティの制御だ」
「どうやるんでしょう?」
「操作自体は簡単だ。タブ上で右クリック>マルチメディア、またはセキュリティ、だ。
難しいと言ったのはそれによって、なにがどう制御されるか、だな」
「ご説明を」
「まずマルチメディア>画像のダウンロード。これは簡単だ。チェックを外せばそのページを開いたときに画像を読み込まなくなる。で、サウンドの再生。このチェックを外せば音楽再生を無効に出来る。最後にビデオの再生、これもチェックを外せばビデオの再生を無効に出来る」
「ふむふむ」
「で、セキュリティ>ActiveXコントロールの実行。チェックを外すと、ActiveXが無効になる。これによってFlashの再生や、embedタグで呼び出す音楽などが無効になる。オンラインウィルススキャンなんかもな。ActiveXコントロールのダウンロード。ActiveXは、実行するプログラムがローカルに無い場合、Web上から実行プログラムをダウンロードしてくる。これを制御するものだな」
「ローカル?」
「お前自身のPCの中身、と言ったところだ。意味としては『身近』だろ」
「ああ、判りました」
「今度はスクリプトの実行だ。これでJava scriptの制御をする。で、Java scriptというのは・・Htmlファイルの中にプログラムを直接書き込むものだな。そもそもhtmlとは、文章を修飾し、リンクで繋げあう為の言語で、動的な動作を行うものじゃない。Java scriptを挿入することで、ポップアップウィンドウを開かせたり、時計を表示させたりと、色々出来る。だが、逆に情報だけが欲しい人には、そうした動的な挙動は邪魔だ。だから抑制することには意味がある」
「うう、難しいです・・」
「う〜む、そもそも概略を説明しただけで、正しい説明でもないのだが。まぁ判らないならほっとけ。判らんってのはいいぞ。これから知る楽しみがあるからな」
「勉強して、いつか理解したいです」
「うむ、最後にJavaの実行だ。さっき言ったJava Scriptとは全くの別物だ。これはJavaAppletと呼ばれる外部のプログラムを呼び出し、ブラウザ上で実行する。例としてはチャットやお絵かき掲示板なんかだな。」
「あれ、あくちぶXってのも、同じようなことを言ってませんでした?」
「確かに似ている。だがActiveXの方は動作がブラウザ内に留まらずに、Windowsの全ての動作を行える。全てのファイルにアクセスし、全てを書き換えることが出来る。より便利で、より危険という訳だ。JavaAppletの方は、ローカルのファイルを読み出すことも書き換えることもない。あくまで一時的、その場限りに動く簡単なプログラムだな。ActiveXに比べればずっと安全な物だが、それでもセキュリティホールを突かれて、危険なこともある」
「そのためには、無効にすべき場合もある、と」
「その通り」
「うー、ホントに難しい」
「物事はもっと簡単に考えろ。すなわち、これらのチェックを外すことで、便利さは失われるが、無駄なもの、危険なものを読み込まないで済む、それだけのことだ。凝った事をしていないサイトなら、全てのチェックを外しても文字情報は普通に読めるしな。ちなみに新しく開くウィンドウ全てに、これらのことをあらかじめ設定するなら、Donutのオプション>ブラウザ からだ。ActiveXとJavaは最初から無効にしていてもいいぞ。それらを使っているページを開いたときに、そのときだけ有効にすれば済むことだしな」